今、現場に現場監督補助業務で派遣されている担当者が、私が役所に採用になって4年目に担当した工事の現場代理人だった。
O氏と知り合ったのは29年前。
そのころ、私は、机上で行っている仕事で、現場の作業がわからない。
どうやったら、防波堤を作るのか、段取りがわからない。
工事現場に行っては、いろいろなことを教えてもらった。
いわば、私の数少ない師匠にあたる人である。
40年務めた会社を退職し、財団に再就職。技師(C)の扱い。
役所から財団に入ると馬鹿でもポン助でも主任技師、悪くても技師(A)の扱い。
この違いは、前職が役所と民間の違いだけ。
申し訳ないが、O氏と財団に再就職されたOBの先輩たちを比べると、O氏の方が人間的にもできたひとで、仕事も出来る。
民間の厳しい世界で40年も第1線で活躍していた人と、ぬるま湯に中に首までどっぷり浸かっていた人と比べるのは失礼な話かもしれない。
もちろん、私は後者になる。それが、悲しいし、悔しい。
O氏と話をすると、面白いし、勉強になる。
今日も、北海道新聞の朝刊の話をした。
見出しは、
「開発局談合、落札率急落85%前後」。
官製談合事件で、関係者が逮捕された5月13日以降、農業土木工事の落札率が急落していることが4日にわかった。
5件連続で落札率は、85%前後。
これは、厳しい落札率だ。
落札率は、(落札金額÷積算金額)で、請負金額の割合のこと。
例えば、積算金額が1000万円の時、950万円で落札した場合は95%となる。
普通に工事をすれば、利益はほとんどない。
下手をしたら、赤字になるはず。
建設業は、体力勝負の時代に突入したと思う。
請負工事は、直接工事費と間接工事で構成され、間接工事費は運搬費等工事に付随する共通仮設費、現場を維持するための管理費と、一般管理費の3種類がある。
このうち、共通仮設費と現場管理費は、工事を遂行するにために必要な経費で、一般管理費のほとんどが、その工事の利益になる。
一般管理費は、工事金額で違うが、およそ12〜14%程度の範囲になる。
85%の落札率だと、単純に利益が出てこない計算になる。
落札した業者は、どうやって利益を出すのか??
資材をたたく(値切ること)か、人件費を削減する方法しかない。
しかし、原油や鉄の高騰で、資材はどうにもならない状況に来ている。
役所の単価改定は、1か月ごとに更新しているが、実勢価格の変動について行けない。
結局、人件費を削減する=下請けをたたく
という、公式にならざるを得ない。
これじゃ、経済効果も少なくなる。
こんなことを続けていたら、この業界の発展はない。
建設業界そのものの存亡が危ぶまれる。
O氏から、聞いた話だが、
大手ゼネコン4社の2008年3月期決算は、前期比の30%減となり、大成建設の会長が「薄い利益を分け合う気はない。」という趣旨の発言をしたそうだ。
黒船が動いたという感じでしょうか?
中堅業者が下請けになる日が、意外と近いかもしれない。
建設業の先が見えない…。
開発局と同じか?
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O氏と知り合ったのは29年前。
そのころ、私は、机上で行っている仕事で、現場の作業がわからない。
どうやったら、防波堤を作るのか、段取りがわからない。
工事現場に行っては、いろいろなことを教えてもらった。
いわば、私の数少ない師匠にあたる人である。
40年務めた会社を退職し、財団に再就職。技師(C)の扱い。
役所から財団に入ると馬鹿でもポン助でも主任技師、悪くても技師(A)の扱い。
この違いは、前職が役所と民間の違いだけ。
申し訳ないが、O氏と財団に再就職されたOBの先輩たちを比べると、O氏の方が人間的にもできたひとで、仕事も出来る。
民間の厳しい世界で40年も第1線で活躍していた人と、ぬるま湯に中に首までどっぷり浸かっていた人と比べるのは失礼な話かもしれない。
もちろん、私は後者になる。それが、悲しいし、悔しい。
O氏と話をすると、面白いし、勉強になる。
今日も、北海道新聞の朝刊の話をした。
見出しは、
「開発局談合、落札率急落85%前後」。
官製談合事件で、関係者が逮捕された5月13日以降、農業土木工事の落札率が急落していることが4日にわかった。
5件連続で落札率は、85%前後。
これは、厳しい落札率だ。
落札率は、(落札金額÷積算金額)で、請負金額の割合のこと。
例えば、積算金額が1000万円の時、950万円で落札した場合は95%となる。
普通に工事をすれば、利益はほとんどない。
下手をしたら、赤字になるはず。
建設業は、体力勝負の時代に突入したと思う。
請負工事は、直接工事費と間接工事で構成され、間接工事費は運搬費等工事に付随する共通仮設費、現場を維持するための管理費と、一般管理費の3種類がある。
このうち、共通仮設費と現場管理費は、工事を遂行するにために必要な経費で、一般管理費のほとんどが、その工事の利益になる。
一般管理費は、工事金額で違うが、およそ12〜14%程度の範囲になる。
85%の落札率だと、単純に利益が出てこない計算になる。
落札した業者は、どうやって利益を出すのか??
資材をたたく(値切ること)か、人件費を削減する方法しかない。
しかし、原油や鉄の高騰で、資材はどうにもならない状況に来ている。
役所の単価改定は、1か月ごとに更新しているが、実勢価格の変動について行けない。
結局、人件費を削減する=下請けをたたく
という、公式にならざるを得ない。
これじゃ、経済効果も少なくなる。
こんなことを続けていたら、この業界の発展はない。
建設業界そのものの存亡が危ぶまれる。
O氏から、聞いた話だが、
大手ゼネコン4社の2008年3月期決算は、前期比の30%減となり、大成建設の会長が「薄い利益を分け合う気はない。」という趣旨の発言をしたそうだ。
黒船が動いたという感じでしょうか?
中堅業者が下請けになる日が、意外と近いかもしれない。
建設業の先が見えない…。
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